TRADES技術職の仕事図鑑

CONSTRUCTION MANAGER

01施工管理

工程・品質・安全・原価。現場の「段取り」を回す人。

建設工事の現場で、工程・品質・安全・原価を管理する技術者です。職人に指示を出し、発注者や設計者と協議し、書類と写真で工事を記録します。主任技術者・監理技術者として現場に配置されるには、施工管理技士の資格か所定の実務経験が要ります。

SPEC SHEETNo.01
求人倍率建築・土木・測量技術者/2025年度
5.58倍全職業の5.1倍
年収換算建築技術者/平均43.4歳
約679万円
主な資格
2級施工管理技士1級施工管理技士技士補

出典: 一般職業紹介状況・雇用関係指標(年度)2025年度(厚生労働省)/令和7年賃金構造基本統計調査(厚生労働省, 2026年3月)。フルタイムに限ると 6.72倍。土木技術者は 約625万円(平均46.0歳)。

01 WORK / 仕事内容

何をする仕事か

A

工程管理

工期に間に合うよう、職種ごとの作業の順番と人数を組み、遅れを調整する。

B

品質管理

図面や仕様どおりに施工されているかを検査し、写真と書類で記録する。

C

安全管理

朝礼・KY活動・足場や重機の点検など、事故を起こさない段取りをつくる。

D

原価管理

材料と外注の費用を見積りと照らし合わせ、予算の中で工事を終える。

主な職場

ゼネコン(元請)

下請業者の手配・調整、発注者・設計者との協議。大規模工事では監理技術者を置く。

サブコン(専門工事業)

電気・管・内装など自社の専門工事の範囲を管理する。

ハウスメーカー・工務店

戸建て住宅の現場を複数同時に担当することが多いとされる(公的統計なし)。

発注者側

官公庁やデベロッパー側での監督・検査の補助。

02 LICENSE / 資格と取り方

資格のステップ

補助業務(書類・写真管理・測量補助)は無資格でOK。2級の第一次検定は17歳以上、1級の第一次検定は19歳以上なら学歴・実務経験を問わず受検できる(2024年度から)。

  1. STEP01
    未経験OK

    施工管理の補助

    資格なしで入れる。書類作成・写真管理・測量補助から。

  2. STEP02

    2級 第一次検定 → 2級技士補

    17歳以上(受検年度末時点)

    2025年度 合格率 49.6%(全種目計)

  3. STEP03

    2級 第二次検定 → 2級施工管理技士

    2級一次合格後、実務経験3年以上(建設機械は2年)など

    2025年度 合格率 46.6%。主任技術者になれる

  4. STEP04

    1級 第一次検定 → 1級技士補

    19歳以上なら学歴・実務経験を問わない

    2025年度 合格率 45.0%。監理技術者補佐になれる(要件あり)

  5. STEP05
    GOAL

    1級 第二次検定 → 1級施工管理技士

    1級一次合格後、実務経験5年以上/特定実務経験1年以上を含む3年以上 など

    2025年度 合格率 45.9%。監理技術者になれる

施工管理技術検定 2025(令和7)年度 受検者→合格者(合格率)

種目1級 一次1級 二次2級 一次2級 二次
土木43.1%38.9%50.5%53.5%
建築48.5%39.0%39.5%32.7%
電気工事41.5%69.6%57.2%51.8%
管工事38.7%63.3%61.8%50.0%
全種目計45.0%45.9%49.6%46.6%

出典: 技術検定 令和7年度受検者数・合格者数(国土交通省, 2025年度)。合格率は受験者数と合格者数から計算した値を含みます。

5職種の資格ロードマップを見る →

03 PAY & DEMAND / 年収・求人倍率

年収と求人倍率

FIG. 建築技術者の年収換算(年齢別・万円)
412
20〜24
551
25〜29
636
30〜34
710
35〜39
748
40〜44
765
45〜49
808
50〜54
880
55〜59
743
60〜64

出典: 令和7年賃金構造基本統計調査(一般労働者・企業規模10人以上)(厚生労働省, 2026年3月公表)。年収換算=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与で、資料側の推計(公表値ではありません)。企業規模10人以上の一般労働者。

JOB OPENINGS RATIO

5.58倍

建築・土木・測量技術者(2025年度)

フルタイムに限ると 6.72倍。求職者1人に対して、求人が約5.6件ある計算です。

出典: 一般職業紹介状況(職業安定業務統計)・雇用関係指標(年度)2025年度(厚生労働省, 2026年公表)。ハローワーク経由、パート含む常用。

04 WORK STYLE / 働き方

働き方と、制度の変化

残業の上限(2024年4月1日から)

建設業にも時間外労働の上限規制が適用された。原則 月45時間・年360時間、特別条項でも年720時間・月100時間未満など。災害の復旧・復興の事業は一部の上限が適用されない。

現場の兼務(2024年12月13日から)

請負代金1億円未満(建築一式は2億円未満)の工事では、ICTで現場を確認できる等の条件で、監理技術者等が2現場まで兼務できるようになった。

業界の年齢構成

建設業の就業者のうち55歳以上は36.7%、29歳以下は11.7%(2024年)。全産業(32.4%・16.9%)より高齢化が進んでいる。

週休2日・繁忙期

週休2日(4週8休)の実施率や繁忙期の公的データは確認できていない。会社ごと・現場ごとに聞くのが確実。

05 FIELD CHECK / 見学ポイント

見学で、これを聞く。

求人票では見えにくいことを、見学やお試し勤務の日に現場の人に聞いてみましょう。

  1. Q1

    36協定の特別条項はありますか。直近の月ごとの残業時間は?

    WHY2024年4月から上限規制が適用。実績を見れば運用がわかる。

  2. Q2

    1人で何現場を担当しますか?

    WHY1億円未満の工事では2現場兼務が認められた。ICTでの確認体制があるかも聞く。

  3. Q3

    第二次検定の実務経験の証明は、工事ごとに出してもらえますか?

    WHY2024年度から実務経験は工事ごとに証明する方式に。特定実務経験を積める現場に配属されるかも大事。

  4. Q4

    建設キャリアアップシステム(CCUS)の運用は誰が担当?

    WHY元請の施工管理者はカードリーダーや施工体制の登録を担うことがある。

  5. Q5

    休日はカレンダーどおり取れていますか?

    WHY週休2日の実施状況は公的統計がない。現場の人に直接聞く。

この職種の職場を、見学してから選ぶ。

クーラなら、履歴書・面接なしで見学・お試し勤務(報酬あり)に申し込めます。求職者は無料です。

NOTE / 数字を読むときの注意

  • 「施工管理」だけの公的統計はありません。求人倍率は「建築・土木・測量技術者」、賃金は「建築技術者」の値で、設計・積算・測量の技術者も含みます。
  • 賃金は企業規模10人以上の事業所の一般労働者が対象です。小規模な工務店の多くは含まれません。
  • 第二次検定は2028年度まで旧受検資格(学歴別の実務経験年数)でも受けられます。
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